「泊って行けばいいのに」
ソファに座りながらサラッとお泊りを提案された。
なっ……!?三家君あっさりすぎない……。
「布団も余りあるし、まだ開いてる店に行けばほしいもの帰るよ?」
確かに、三家君の両親が泊まりに来たって言ってきたから、布団はあるんだろうけど。
幼馴染でも、さすがに年上の女と一晩過ごすのは息苦しいんじゃ……せっかくのお邪魔になりたくはないな。
私、邪魔にならないかな。そうボソッとつぶやいた。
三家君がキョトンとした表情をしてと思ったら、噴き出して笑い出した。
「なにそれ!……邪魔なわけないじゃん」