

飲み過ぎた……そう後悔しながら机に置かれた白湯をゆっくり飲む。
そのおかげで飲み会は飲むことで時間を消費できたから苦痛ではなかったので良かったが、頭がフラフラで気持ち悪い。
「言っただろ、俺より飲んでるし、酔ってるのはお前だって」
心配そうにこちらを見ている古鮫さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
電車の時間を見ておかないと……そう思ってスマホを確認すると、あと40分で終電だと分かってめまいがした。ここから駅まで結構歩くんだけどな……。
「もう少し休んでろって」
立ち上がろうとした私を、古鮫さんが止めた。
「駅まで送るから安心しろ、それに、終電なくなったらタクシー呼んでやるから」
まだすこし頬が赤い古鮫さんの優しい表情に思わずじっーっと見つめてしまった。












