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「……いっぱいしたい」

久しぶりに二人きりになれた夜。
部屋に入ってからしばらくは普通に話していたのに、ふと会話が途切れた瞬間、一輝君の距離が少し近くなった。
「3週間も2人で会えなかったんすよ」
ソファに座ったまま両手をこちらへ差し出す……こっちに来てほしいという仕草がかわいい。
そう言う声は少し甘えていて、仕事中の明るい後輩の顔とは全然違う。
「ハグもしたいし、キスもしたいっす……いっぱいしたい」
直球すぎる言葉のあと、照れたように眉を下げた。
そりゃ……私だってしたい。そう思ってゆっくり近づくと、待ってましたと言わんばかりに抱きしめられた。
「……ボディソープ、シトラスが好きって言ってたから変えたんだけど、気づいた?」
抱きしめられながら私の首元にスリッと軽く鼻をすらせてきた、くすぐったさとすこし緊張してビクッと肩が跳ねてしまった。













