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「まだ寝ててもいいよ」

隣からふわっとボディソープの香りがして、目が覚めた。
ぼんやり目を開けると、シャワー上がりの三家君が横になったままスマホを触っている。
目が合うと、三家君はスマホから視線を外してやわらかく笑った。
「おはよう、まだ寝ててもいいよ」
スマホを真剣に見ていた三家君の様子が気になって、自然と視線が画面へ向かってしまう……すると三家君は楽しそうに目を細めた。
「……ん?昼ごはんの場所探してただけだよー」
買い物に行くと話していた場所の近くで、お店を探してくれていたらしい。そう言うと、三家君はスマホを片手に、少しだけこちらへ体を寄せた。
「昔からあんま高い店好きじゃないでしょ?ほら、こことか、好きそうだなーって」
カラダが近づいた分だけ、ボディソープの香りがふわっと強くなった。
まだ寝起きでぼんやりしているはずなのに、その近さはやけにはっきり意識してしまう。

















