JA
EN

「今日は泊まっていく?」

金曜の仕事終わりに待ち合わせして、夕飯に行くのは久しぶりだった。
最近は仕事で疲れていて、休日も一人で過ごすことが多かったけど、やっぱり三家君と一緒にご飯を食べるのは楽しい。
明日は一緒に買い物に行く予定だ。帰って支度をしようかな、何を着ていこうかな……と思っていたときだった。
「……今日は泊まっていく?」
ドリンクを飲みながら、三家君が訊ねてきた。
「え、って顔しすぎ」と三家君は楽しそうに笑って、私の反応を覗き込むように少し身を屈めた。
「んー……?朝起きたてそのまま一緒に出掛けたいなって」
「最近、疲れてるって言ってたから。帰って支度して、明日こっちまで来るの、朝からはちょっと大変かなって」
何気ない気遣いが嬉しくて、胸の奥がじんわり温かくなる。
着るものや色々用意もしたいし……荷物取りに帰ってもいいかと尋ねると、三家君は嬉しそうに笑った。
「もちろん。待ってるから、取りにいこう」

















